ケアマネまでの道のり

ケアマネージャーの主な仕事は、要介護の高齢者に対して個別性を尊重したサービスプランを作成することである。利用者の自立した生活をサポートし支援していく仕事だ。それぞれの介護度に合ったケアプランの作成をし、介護サービスのスケジュールを作ることが重要な仕事である。居宅と施設によりそれぞれ違ったケアプランを作成しなければならない。

要介護の利用者が快適に過ごせる環境をつくるために必要なケアは何かと考え、より質の良いケアプランを提供する。ケアプランによる介護サービスの実施により、利用者の精神面、身体面の観察を行い、利用者の要望があれば再アセスメントを行いケアプランの見直しをする。これをモニタリングといい、これにより新しい問題点の発見ができるのである。ケアマネージャーは利用者宅へ行き、最低月に一度は利用状況の確認とサービスの確認をする。

ケアマネになるには受験資格が厳しくハードルが高いと言われている。まず第一に介護支援専門員実務研修受講試験の受験資格を満たすこと。第二にケアマネ試験へ合格すること。次に介護支援専門員実務研修を修了すること。そして介護支援専門員資格登録簿への登録申請をすること。さらに介護支援専門員証の交付申請をすること。そして、ケアマネ業務に従事することで、ようやくケアマネージャーとして活躍することができる。ケアマネージャーになることで介護業務の幅が広がると共に、就職先の幅も広がると言える。さらに居宅介護事業として個人で独立することも可能になるのである。